「墓じまいをしたいけれど、できるだけ費用を抑えたい」
「安い業者に頼んで、あとから追加料金がかからないか心配」

墓じまいの費用は、墓地の広さや立地によって異なり、「○万円~」と安く見えても、閉眼供養や行政手続き、ご遺骨の供養先などが別料金の場合があります。

そのため、格安の墓じまい業者を選ぶときは、表示価格だけでなく、料金に何が含まれているのかを確認することが大切です。

この記事では、2026年8月時点の公式サイトの情報をもとに、比較的リーズナブルな墓じまい業者7社を紹介します。費用を抑える方法や、格安業者を選ぶ際の注意点も解説します。

※料金・サービス内容は2026年8月時点の情報です。実際の費用は墓地の状況や地域によって異なるため、各社へ見積もりをご確認ください。

墓じまい代行の料金相場|格安で依頼できる理由 

墓じまいにかかる費用は、墓石の撤去費だけではありません。

一般的には、

・墓石の解体・撤去・処分

・墓地の整地

・ご遺骨の取り出し

・閉眼供養

・改葬に必要な手続き

・新しい供養先

などの費用が関係します。

まごころ価格ドットコムでは、墓じまいの一般的な費用として、墓石の解体費用が20万~50万円程度、新しい供養先が5万~100万円程度と案内しています。墓石撤去だけで見ると、1㎡あたり10万円~が目安とされています。

なぜ10万円台から墓じまいできる業者がある?

「相場よりかなり安いけれど大丈夫?」と感じる方もいるでしょう。

格安料金を実現できる理由は会社によって異なりますが、

・対象となる墓地面積を小さく設定している

・墓石撤去など必要な作業にサービスを絞っている

・全国の提携石材店を活用している

・手続きや供養をオプションにしている

・広告・営業などの運営コストを抑えている

といった仕組みが考えられます。

つまり、安い料金だから悪い業者とは限りません。

一方で、「98,000円~」「143,000円~」などの料金だけを見て決めるのもおすすめできません。

会社によって対象面積や料金に含まれる作業が違うためです。

「最安価格」ではなく総額を比較する

たとえば、墓石撤去費が安くても、

「閉眼供養は別料金」
「行政手続きは別料金」
「遺骨の取り出しは別料金」
「新しい供養先は別料金」

という場合があります。

反対に、表示価格が少し高くても、必要な作業が多く含まれていれば、最終的な総額では安くなることもあります。

格安業者を比較するときは、自分の場合、墓じまいが完了するまでに総額いくらかかるのかを確認しましょう。

格安でも安心して任せられるおすすめ墓じまい業者7選

ここからは、公式サイトで料金やサービス内容を確認できる墓じまい業者を7社ご紹介します。

まずは料金の目安を比較してみましょう。

業者名墓じまい料金の目安特徴
墓じまいの一休堂165,000円~墓石撤去から供養先まで相談可能
わたしたちの墓じまい143,000円~必要なサービスを追加できる
墓じまいパートナーズ工事費15万円~石材店の相見積もりが可能
涙そうそう98,000円~※地域・条件による小規模なお墓なら低価格
お墓じまいナビ 清蓮施工事例14万円~全国対応・無料見積もり
お墓のミキワ181,500円~全国統一価格で相談しやすい
まごころ価格ドットコム195,800円~手続き・遺骨取り出しなど込み

※掲載順は最安料金順ではなく、料金の分かりやすさ、対応範囲、墓じまい後の供養まで相談できるかなどを総合的に見て紹介しています。 

※対象となる墓地面積や料金に含まれるサービスが異なるため、単純な価格比較はできません。

1.墓じまいの一休堂

墓じまいの一休堂では、0.75㎡のお墓で165,000円~、1㎡で220,000円~を目安として案内しています。

料金には墓石の撤去・処分など墓じまいに必要な作業が含まれています。

また、閉眼供養の僧侶手配や、墓じまい後の永代供養・樹木葬・納骨堂・海洋散骨までまとめて相談できる点も特徴です。

撤去費用だけを見るのではなく、墓じまい後の供養まで一つの窓口で相談したい方に向いています。

こんな方におすすめ: 費用を抑えながら、墓石撤去からその後の供養までまとめて相談したい方。

2.わたしたちの墓じまい

「わたしたちの墓じまい」は、1㎡まで143,000円から墓石撤去を依頼できます。

料金には墓石の撤去、土台の解体、石の処理、ご遺骨の取り出しが含まれています。

行政手続きサポートは33,000円~、永代供養は33,000円~など、必要なサービスだけ追加できる料金体系も特徴です。

一方で、車両が近づけない墓地や土台が厚い場合などは割増になる可能性があります。

こんな方におすすめ: 墓石撤去を中心に、必要なサービスだけ追加して費用を調整したい方。

3.墓じまいパートナーズ

墓じまいパートナーズでは、墓石撤去・整地・遺骨の取り出しにかかる工事費を15万~40万円程度と案内しています。

特徴的なのが、複数の石材店から相見積もりを取れる点です。

相見積もりだけの依頼であれば代行料は0円で、必要なサポートを追加すると代行料が0~132,000円の範囲で変わります。

「全部代行してもらう必要はない」という方なら、依頼範囲を絞ることで費用を抑えやすいでしょう。

こんな方におすすめ: 複数の石材店から見積もりを取り、工事費を比較したい方。

4.涙そうそう

涙そうそうでは、一部地域で1㎡以下98,000円~、2~3㎡165,000円~の墓じまい料金を案内しています。

料金には現地調査や墓石の解体・撤去・運搬・処分、整地、ご遺骨の取り出しなどが含まれるプランがあります。地域によって料金体系が異なる場合があるため、お墓の所在地を伝えて確認することが大切です。

閉眼供養の僧侶手配や永代供養なども別途相談できます。

こんな方におすすめ: 小規模なお墓で、まず撤去費用を抑えたい方。

5.お墓じまいナビ 清蓮

株式会社清蓮が運営する「お墓じまいナビ」は、全国47都道府県に対応する墓じまいサービスです。

公式サイトでは、実際の施工例として14万円や22万円といった事例が紹介されています。

現地調査や写真確認、改葬手続き、墓石撤去、粉骨、納骨先などを相談でき、見積もりは無料です。

施工条件によって金額が変わるため、定額の最低料金というより、実際の墓地を確認したうえで費用を判断したい方に向いています。

こんな方におすすめ: 現地の状況に合わせて見積もりを出してもらいたい方。

6.お墓のミキワ

お墓のミキワでは、1㎡181,500円~で墓じまいサービスを案内しています。

墓石の解体・処分だけでなく、行政手続きの代行なども相談でき、全国統一価格を掲げています。

海洋散骨や粉骨などのサービスも展開しているため、墓じまい後にお墓を新しく建てない方にも選択肢となります。

こんな方におすすめ: 墓じまいと一緒に海洋散骨なども検討したい方。

7.まごころ価格ドットコム

まごころ価格ドットコムでは、0~1㎡未満195,800円(税込)から墓じまい基本パックを提供しています。

基本パックには、申請書の提出代行、ご遺骨の取り出し(2名まで)、墓石の解体・撤去が含まれています。

全国47都道府県に対応しており、料金パッケージの内容が分かりやすい点が特徴です。

機材搬入が難しい墓地や離島、特殊な墓石などでは別途費用が発生する場合があります。

こんな方におすすめ: 安さだけでなく、料金に含まれる内容の分かりやすさも重視したい方。

安さだけで選ぶと危険?格安業者の注意点と確認事項

格安の墓じまい業者を選ぶこと自体に問題はありません。

ただし、最安価格だけで契約すると「思ったより高くなった」ということもあります。

最低限、次のポイントは確認しておきましょう。

確認することチェックポイント
対象面積表示価格は何㎡までか
工事内容基礎・外柵・整地まで含まれるか
遺骨取り出し費用が含まれるか
追加料金どんな条件で発生するか
その他手続き・閉眼供養・供養先は別料金か

追加料金が発生する条件を確認する

墓じまいでは、

・墓地まで車両が入れない

・階段や坂道が多い

・重機を使用できない

・基礎コンクリートが厚い

・墓石の量が多い

といった場合に追加料金が必要になることがあります。

重要なのは「追加料金がある業者を避ける」ことではなく、契約前に追加費用の条件を説明してもらうことです。

「○万円~」の対象面積を確認する

同じ15万円前後でも、

「0.75㎡まで」
「1㎡まで」
「2~3㎡」

など条件は違います。

比較するときは、自分のお墓と同じ程度の広さでいくらになるのかを確認しましょう。

見積もりに含まれる作業を確認する

見積書では、

「墓石撤去一式」

だけでなく、

・解体

・運搬

・処分

・基礎撤去

・整地

・遺骨取り出し

など、具体的な作業内容を確認すると安心です。

墓じまい費用をできるだけ安く抑える5つのコツ

墓じまい費用は、業者選び以外でも抑えられる可能性があります。

1.2~3社から相見積もりを取る

墓石撤去費は地域や業者によって差があります。

1社だけで決めず、可能であれば2~3社から見積もりを取りましょう。

ただし、単純に総額だけを見るのではなく、同じ作業内容で比較することが大切です。

2.自分でできる行政手続きは自分で行う

改葬許可申請は、自分で自治体へ確認しながら進めることもできます。

代行業者へすべて任せる必要がなければ、行政手続きを自分で行うことで代行費用を抑えられる場合があります。

3.墓じまい後の供養方法も比較する

墓じまいでは、撤去工事だけでなく、その後の供養先も総額に大きく影響します。

一般墓や個別型の納骨堂よりも、合祀型の永代供養や代理海洋散骨などの方が費用を抑えられる場合があります。

たとえば「わたしたちの墓じまい」では合祀を選ぶことで費用を抑えられると案内しており、一休堂でも合祀墓66,000円~、海洋散骨33,000円~などの選択肢があります。

ただし、合祀後は原則としてご遺骨を個別に取り出せなくなるため、費用だけで決めず家族と相談しましょう。

4.墓地の指定石材店があるか最初に確認する

民営霊園や寺院墓地では、利用できる石材店が指定されている場合があります。

先に別の格安業者へ申し込んでも工事できない可能性があるため、見積もりを依頼する前に墓地管理者へ確認しましょう。

5.補助金・還付制度がないか確認する

一部の自治体や公営墓地では、墓じまいに伴う墓地返還や改葬などを対象とした助成・使用料還付制度が設けられている場合があります。

ただし、墓石撤去費そのものが補助されるとは限りません。 

お墓がある自治体や霊園管理事務所へ確認してみましょう。

格安の墓じまい業者は「最安値」より総額で選ぼう

墓じまい業者を選ぶときは、表示されている最安料金だけでなく、自分のお墓の場合に総額いくらになるのかを比較することが大切です。

墓じまいの一休堂では、墓石の撤去・処分に加え、閉眼供養や永代供養・樹木葬・納骨堂・海洋散骨など、墓じまい後の供養についてもまとめて相談できます。

「なるべく費用を抑えたい」「まずはいくらかかるのか知りたい」という段階でも、まずは現在のお墓の状況を確認してみましょう。